シンガポール旅行で困ることのひとつが、シンガポールのお土産。東京23区ほどの小さな国だけに、ほとんどのものが輸入品。「Singapore」と書かれているだけでなく、これぞシンガポールという、おしゃれで高品質のお土産を見つけるのは至難の業。
とはいえ、シンガポールならではのものづくりを目指す若い人が少しずつ増え始め、そんな状況が、最近少しずつ変わりつつあります。
そんな志ある人たちの作った製品を買えるのが、今年5月に第一号店をオープンし、現在シンガポール内で3店舗を運営する雑貨店、「ナイーズ（Naiise）」。
創 設者のデニス・テイ（Dennis Tay）さんは、クリエイティブ関連の仕事を経て、「シンガポールのアーティストと人々の架け橋になりたい」という思いから、 2014年に初のポップアップショップを設立。現在オンラインショップも含めて、300ものシンガポールブランドを扱い、ローカルアーティストの育成にも 力を入れています。
デザイン性が高く、しかもシンガポールらしさの光る品々はパッケージもお洒落で、お土産にもぴったり。
衣類やインテリアなど、幅広いラインナップですが、シチュエーション別のおすすめのお土産をご紹介していきます！
■グルメな友人に贈りたい！美味しいもの
・Hunter's Kitchenette のナッツバター
はるか昔、人類が狩猟生活をしていた頃のような自然な食べ物を、ということから名前がついた、「ハンターズ」のナッツバターは、ごくわずかの海塩と、ココナッツシュガーのみを加えた天然の味。雑味がなく、ナッツの個性が際立つ味わいは、パンにつけるだけでなく、料理のソースにもなる優れもの。
大きなボトル（200g）は使われているナッツによって、14シンガポールドル〜、手のひらサイズの40gのボトルが6つ入ったギフトセット（35シンガポールドル）は、様々な味が楽しめておすすめ。
一番人気のピスタチオとアーモンドのギフトセット（（200g×2個／38シンガポールドル）はナイーズのみの扱いとなっています。
■オフィスの同僚女子へのお土産に便利な実用品
・プラナカンテープ（12シンガポールドル）
シンガポールらしいプラナカン模様のテープは、オフィスでちょっとしたメモを張ったりするのにも便利で、デスクまわりが華やかに。
・常にポーチの中にひとつは入れておきたいリップクリーム。「Shophouse Sixty Five」のシンガポールフレーバーのリップバーム（9.5シンガポールドル）。
ス ティック状の使いやすい形状、そしてシンガポールらしい甘い香りが特徴。フォートカニング公園、セントーサ島などの地名や、ロースバンドン（バラの香りの ローカルドリンク）、コピ（シンガポール風コーヒー）などがあります。
■ちょっと笑える！シンガポール英語「シングリッシュ」グッズ
・シングリッシュとその解説が一番下に記されたノート。毎日ちょっとずつ、シングリッシュが学べる…かも？（32シンガポールドル）
・デスクにおいておく行き先を示すボード（18.9シンガポールドル）。シンガポール人がその言葉を使った際の「ホンネ」が下に記されていて、面白い！
「休暇中（ON LEAVE）」には、「ちょっと空気を吸ってくる、帰ってきたら連絡するよ」という意味の言葉が。
■おしゃれで仕事のできる友人に
・HYPER GRANDの腕時計（160シンガポールドル） シャープで都会的な印象のユニセックスの腕時計。付け替え用ベルトを購入すれば、その日の気分に合わせたコーディネートが楽しめます。
シンプルな文字盤ながら、1秒をカウントできる細かい目盛りがついていて、忙しいビジネスシーンの実用にも対応。
・Bynd Artisan のノート(ダイアリー／25シンガポールドル・他)
60年前から製本業を営み、クラフトマンシップにこだわる工房のノート。使っている紙は、持続可能性を考えられた紙。広げた際には完全に平らになるなど、手作業によるこだわりの品質は、ビジネスシーンにもぴったり。
製本に使う上質な革を生かした革製品は、シンガポールのPresident's Design Awardで2014年のデザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた、シンガポールの有名デザイナー、ラリー・ペー（Larry Peh）とのコラボレーション。（財布／130シンガポールドル・他）
■小さなお子様のいるご家庭に
・ふわふわでとってもかわいい、マーライオンのぬいぐるみ（18.9シンガポールドル）は、お子様のいるご家庭のみならず、かわいいもの好きの女子受けもよさそう。
■自分の家族に
・日本の有田焼と、シンガポールの有名デザイナーエドウィン・ロー（Edwin Low）のコラボレーションで生まれたSUPER MAMAの食器はシンガポールでも大人気。シンガポールの風景を描いたカップ（38シンガポールドル）
ナイーズは現在、シンガポールで3店舗の展開。
取材したフラッグショップのクラーク・キー店では、週末には、様々なワークショップも行われていて、ショッピングだけではない多様な体験を求めている方にもぴったりです！
【データ】
■ナイーズ（Naiise）
・クラーク・キー店
住所：Central Clarke Quay #02-23, 6 Eu Tong Sen St, 059817
電話：+65 6702 3248
営業時間（全店舗共通）：11:00〜22:00(無休)
アクセス：MRTクラーク・キー駅直結
支店
・オーチャード店 Wheelock Place #02-12, 501 Orchard Road, 238880
・ジュロン・イースト店 Westgate Mall, #01-30, 3 Gateway Dr, 608532
仲山 今日子
元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイド。ブログ。趣味は海外秘境旅行＆食べ歩き、現在約40カ国更新中。
