高層ビルが立ち並ぶメルボルンのシティ。
そのすぐそばにある市民の憩いのビーチがSt.Kilda(セント・キルダ)です。
白い砂浜にボードウォークが続いており、人々は散歩やジョギング楽しんだりしています。
もちろん夏には「メルボルンから一番近い海水浴場」となります。
セント・キルダの歴史的象徴ともいえるのが桟橋とキオスクです。キオスクは残念なことに2003年に火事で焼けてしまいましたが、2006年に再建されました。
現在は昔と変わらぬカフェとレストランとして営業をしています。
海を眺めながら、ちょっと一休みするのもよいかもしれません。
桟橋の突き当たりにあるキオスクの裏には、野生のフェアリーペンギンの保護区があり、営巣地がつくられています。
夕方になると海から巣へ戻って来るペンギンたちが間近で見られるのです。
都会のビーチにもかかわらず、かなりの数が住んでいて繁殖期には赤ちゃんたちが「お腹すいたよ〜」とかわいい鳴き声をあげる姿がみられます。
ペンギンがいる岩場は立ち入り禁止ですが、巣と順路のボードウォークまでの距離は1mほどのところもあってとても近いのです。
夜はボランティアの監視員が、専用の懐中電灯でペンギンのいるあたりを照らしてくれます。
撮影は可能ですが、フラッシュ禁止なので注意してくださいね。
ちなみにフェアリーペンギンは見た目はかわいいのですが、意外と攻撃的なのだそうです。
逗子 マリナ
広告代理店、コミュニティ紙の取材記者、その後フリーランスへ。雑誌ライター、ムック本コピーライターの他、現在は主にWebを中心に寄稿。今まで訪れた国は約30カ国。アメリカ、オーストラリアと海外在住歴はのべ8年。現在はクアラルンプール在住。旅は寄り道や偶然に発見が多いので自分で車を運転していくのが好き。