ロトルアといえば温泉です。最近では映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地跡がそのまま観光スポットとして保存されているため、こちらも人気があります。
かつてこの地にはマオリ族が多く暮らしていました。自然とともに生きる彼らは、大地から伝わる特別なエネルギーを感じとっており、畏敬の念を抱いていたということです。
ロトルアはパワースポットが多いことで知られていますが、マオイの言葉で「間欠泉」を意味するTe Puia(テプイア)もその一つです。マオリ文化の歴史や文化にふれつつ、南半球最大級ともいわれる間欠泉を目の前で見ることができる施設です。
この辺りでは、どこに行っても温泉地のような匂いがしてきます。ロトルアは湯治客も多く訪れ、日本のような雰囲気がなきにしもあらずです。
エントラスを抜けると、遠くに湯けむりのようなものが目に飛び込んできます。まだ間欠泉までは距離があるというのに、そのパワーが伝わってくるようです。
それとともに高揚感というよりも、リラックスするような気持ちになってきます。癒しと一言では表せないゆったりとした時間の流れを感じつつ、遊歩道に沿って、南半球最大と言われるPohutu(ポフツ)間欠泉を目指します。
ボードウォークから間近で見る間欠泉は、ものすごい迫力です。勢いにも緩急があり、空まで届きそうなこともあれば、ちょっと一休み…といった感じの間合いもあります。いずれにせよ地球の生命力を感じる瞬間でもあります。
間欠泉だけではなく敷地内は温泉が無数に湧いています。
ゆっくりと歩きながら点在している泥温泉や湯気たっぷりの温泉を眺めているうちに、体がすっきりしたような気がします。大地のパワーとエネルギーを感じるひと時でした。
【データ】
TE PUIA(テプイア)
住所:Te Puia, Hemo Rd PO Box 334, Rotorua 3040, New Zealand.
Tel:+64 7 348 9047
URL:http://www.tepuia.com/
e-mail: info@tepuia.com
入園料:$49.90〜151.00
営業時間:
8:00〜18:00 (最終入場は 17:00)※9月〜4月の夏季営業期間
8:00〜17:00(最終入場は16:00)※9月〜4月の冬季営業期間
アクセス:バス→ロトルアCBDから11番(Polytech行き)で15分ほど。
baybus ⇒http://www.baybus.co.nz/media/93453/route-11.pdf
車⇒ ロトルア中心部から10分ほど
※その他各種温泉やスパなどのツアーに含まれるる場合もあり。
逗子 マリナ
広告代理店、コミュニティ紙の取材記者、その後フリーランスへ。雑誌ライター、ムック本コピーライターの他、現在は主にWebを中心に寄稿。今まで訪れた国は約30カ国。アメリカ、オーストラリアと海外在住歴はのべ8年。現在はクアラルンプール在住。旅は寄り道や偶然に発見が多いので自分で車を運転していくのが好き。