万里の長城といえば、中国でもっとも有名な世界遺産といっても過言ではありません。今から2000年以上前に築かれたという万里の長城の歴史や絶景を一度は感じてみたい方も多いはず!しかし、万里の長城は中国人の旅行スポットとしても大人気!せっかく万里の長城で行ったのに、人、人、人で思うように進めない...なんていう残念な思いをしないように、穴場スポットをご紹介します。
穴場スポット、それは慕田峪長城です。万里の長城はその長さゆえ、いくつも登頂可能な場所があります。一番有名なのは北京市内から車で1時間半ほどの八達嶺長城。団体ツアーのプランにはたいてい八達嶺長城が組み込まれています。そのため観光客も多く、ロープウェイに2時間待ちや万里の長城の階段に人がたくさん...なんてことも。
慕田峪長城は北京市の東部にある司馬台長城と、北西部にある八達嶺長城の中間にあります。そのため北京市内から車で2時間ほどかかりますが、八達嶺に比べ観光客も少なく、ゆっくり観光できます。八達嶺長城より少し遠いですが、車をチャーターして、朝早く北京市内を出発するのがオススメです。
そして、慕田峪長城のもう一つのオススメがアトラクション体験!万里の長城の絶景を堪能したあと、名物となっている滑道に乗れるのです。
慕田峪長城には、行きはケーブルカーかリフト、帰りはケーブルカーか滑道が選べます。ケーブルカーの往復券とリフト(行き)・滑道(帰り)は往復券でセットとなっています。そのため、行きはケーブルカー、帰りは滑道にチャレンジしたい人は別々に買うか、行きのチケットだけを買っておけば、帰りは滑道であれ、ケーブルカーであれ、長城の上でも購入可能です。
慕田峪の入り口には、お土産もの屋さんやハンバーガーなどの飲食店があり、栄えています。登頂後の昼食も安心です。そこからシャトルバスに乗って、山の途中に行き、自力で坂を上り、ケーブルカーに乗ります。リフトの場合はケーブルカーにはのらず、直接リフトに乗ります。リフトはスキー場のリフトのようなものですので、高所恐怖症の方はケーブルカーがおすすめです。
ケーブルカーに10分くらいのると、待ちに待った万里の長城に到着です。
ケーブルカーを降りてから1時間くらい、万里の長城の階段を下ったり、上ったりを繰り返しながら、目的の滑道まで歩きました。
滑道とは、簡易的なレバーの付いたボブスレーのような滑り台でその漢字の通り滑り下ります!滑り台中は、安全のための見張りの人に見守られながら、万里の長城の景色とともに降りていきます。
前の人との間隔を図り、カーブではレバーを引いて徐行しながら滑ります。スピードはあまり出ませんが、風を切りながら万里の長城を下る感覚はココでしか味わえません。
小さなお子さんは滑り台の前方に座り、親と一緒に降りることができるようです。爽快感とともに万里の長城鑑賞を終えることができますよ。
【データ】
住所:懐柔区慕田峪
交通アクセス:北京市内よりタクシーで約2時間
Tel:(010)6162-6022
開館時間:7:00〜18:30(冬季7:30〜17:30)
所要時間:2時間
定休日:なし
料金:40元〜