日本の「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録が注目される頃、シチリアにとても嬉しいお知らせが届きました。
そう、今年2015年7月「パレルモのアラブ・ノルマン様式建築物群、及びチェファルー大聖堂・モンレアーレ大聖堂」が世界遺産に認定されたのです!
これでシチリア島は、イタリアの中でも最も世界遺産の多い州の一つとなっています。
パレルモとその近郊モンレアーレ、チェファルには、シチリアが最も繁栄していた時代、アラブ・ノルマン王朝の建築物が多く残されています。
これらの建築物の歴史的背景、文化の豊かさ、そこに含まれる高い芸術性などが認められ、この度世界遺産認定に至ったと言われます。
この度世界遺産に登録された建物は以下の通りです。
-パレルモ
・パレルモ大聖堂 Cattedrale di Palermo
・ノルマン宮殿(王宮)とパラティーナ礼拝堂 Palazzo Reale o dei Normanni e Cappella Palatina
・マルトラーナ教会 Chiesa della Martorana
・サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミーティ教会 Chiesa di San Giovanni degli Eremiti
・サン・カタルド教会 Chiesa di San Cataldo
・ジーザ城 Castello della Zisa
・海軍提督の橋 Ponte del Ammiraglio
-モンレアーレ
・大聖堂 Duomo di Monreale
・修道院の回廊 Chiostro
-チェファル-
・大聖堂 Cattedrale di Cefalù
・修道院の回廊 Chiostro
これでイタリアの世界遺産は全部で51となりました(多い!)。
この度の世界遺産登録で、パレルモが世界中から注目を浴びることは間違いないでしょう!
是非シチリア島内で世界遺産巡りをされてみてはいかが?
小湊 照子
イタリア在住合計10年目で、シチリア島で働き始めて5年が経ちました。現地会社で、テレビや雑誌のコーディネーターや通訳、旅行の手配などを行っています。シチリアは、料理もワインも美味しく、観光地としての見所もいっぱいの本当に魅力的な場所です。地元民しか知らない様な美 味しいお店や、現地の生情報など楽しく伝えていきたいと思っています。ご連絡やお問い合わせはこちらへどうぞ。