アメリカの学校は秋から始まるため、7月半ば〜下旬から8月下旬まで、全米規模でバック・トゥ・スクール・セールと称してあらゆる店で大セールが展開されます。大学進学とともに家を出て寮住まいや一人暮らし、シェアハウス暮らしを始める子も多いため、大きなものでは家電や家具、日用品、服や靴にいたるまで生活必需品すべてがセールの対象になっています。
ただし新学年を始めるためのセールですから、なかでも一番大きく特設セクションを仕切ってあるのは、やはり学用品関係。中学、高校になれば自分の好みも出て来ますし、小学校の間は新学年に必要な指定文房具のリストをもらってくるので、この時期になるとプリント片手に真剣に品選びをする親子の姿が目立ちます。
学校によっては一括購入でみんな同じものを揃えるところもありますが、一般的には自分達で買い揃えるよう任されていて、学校が始まるギリギリの時期に近づけば、代表的な店の価格比較をニュースで特集したりもします。
さて、その特設コーナーも普段は見かけないカワイイグッズやキャラものが集められていて楽しいのですが、今回ご紹介したいのは全米に店舗がある総合ディスカウントストア、ターゲットの1ドルコーナーです。ものによっては3ドルのものもあるので厳密には１ドル〜３ドルコーナーですが、この時期は特にバック・トゥ・スクール・セールと連動しているため、可愛い雑貨がたくさんみつかります。
例えばこちら、子供用ですが、お風呂で絵を描いて楽しんだ後できれいに流せるバスソープ。トイザらスなどで買えるアメリカの老舗クレヨンメーカー、クレヨラブランドです。
同じくクレヨラブランドのボディーソープ。20センチぐらいの長さなので、タップリ目に入っていて、赤とピンクはベリー系、緑はリンゴの香りがします。
小さい頃、こういうのを集めるのが大好きだったな〜と懐かしい気持ちを思い出す文房具セット。全部しまえるケース付きです。
この夏公開のヒット映画のペンケース。秋から始まる新学期に持って行くものですから、流行りものでないといけません。子供はそういうところ敏感ですから（笑）
大人の私達なら普通に小物入れとしてもいいですよね。
このコーナーは店舗によって品揃えが違いますが、セールの時期でなくてもディズニー系、スターウォーズ系、セサミストリート系グッズは普通に見つかります。1ドルと言わなければ誰にも分からないですよね。またアメリカではクラスで使う教材など担任が持ち出しで揃える事が多いので、専門店ではなくここで揃える人をよく見かけます。そんな意味でも、なかなか見かけない掘り出し物をプチプラで揃えているここは、超おススメです！
ところでターゲットに来ちゃったけど、こういうものに興味が無いな...という方は、ぜひコスメのセクションに行ってみて下さい。
私からおススメしたいのは、以前は六本木ヒルズはじめ様々なバラエティストアで展開し人気があったのに、契約終了のため日本から撤退してしまったバーツビーズです。
オーガニックコスメのバーツ・ビーズは「地球に優しく人に優しい」を信条に、天然成分配合のコスメを販売しています。主成分はミツロウで、ヘアケアはもちろん、全身のトータルケアアイテムで世界中に人気があります。
日本でも特に人気があったのが、リップバーム（リップクリーム）でした。
今でもオンライン特約店などで購入可能だそうですが、日本で買うとかなり高いそうです。今回はリップ系の写真ばかり撮って来ましたが、総合店なのでバーツビーズ以外でもコスメ系は充実していて、時間を忘れます。
以前はターゲットというと郊外型大型ディスカウントショップでしたが、ここ数年は顧客のニーズに答える形で「シティ・ターゲット」という店名でダウンタウンの便利な地域に展開しています。今年中にはボストンのフェンウィックパーク球場の近くに１店舗、また来年にはニューヨークのブルックリンに１店舗がオープンする予定だそうです。
現時点ではロサンゼルスに3店舗、サンフランシスコに2店舗、シカゴ、オレゴン州のポートランド、シアトルに1店舗ずつで、シアトルの店は観光客が必ず１度は訪れるパイク・プレース・マーケットのすぐ隣にオープンしていますから、他の都市でもそんな感じなのでしょう。
シティ・ターゲット、小さめのターゲット・エクスプレス、元々の大型店舗など、もし見かけたらチェックしてみてください。食料品やドラッグストアも充実してきて、旅行者にとっては便利な店です。
店名：シティ・ターゲット シアトル店（City Target Seattle)
住所：1401 2nd Ave, Seattle, WA 98101
Tel：(206) 494-3250
URL：https://www.target.com/sl/Seattle-Pike-Plaza--Target-Store/2786
営業時間：7:00〜23:00
Eko
夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします！
