ボリビアのウユニ塩湖。
『天空の鏡』とも呼ばれる、空が地面に鏡張り状態になった景色は今や「絶景」の代名詞とも言えるほど有名になったかと思います。
まるで空の上にいるようなこの景色。"地球上にこんな場所があるなんて!"と思ってしまうほど、溜め息ものの美しさ。
この景色は、いつでも見れるものではありません。まずは雨が降り、湖面に水が溜まった状態で空が晴れ、青空ながらも白い雲があり、湖面に波が立たないよう風が吹いていない。
様々な気象条件が揃わないと出会えない景色。いつでも見れるものではないからこそ、この景色が見れた時の感動は倍増。
そんなウユニ塩湖の絶景は、青空の鏡張りの状態だけではないんです。
まずは、「夜」のウユニ塩湖。広大な塩湖の中では、街の灯りに邪魔されず、満点の星空を眺めることが出来ます。
天の川はもちろん、流れ星にも遭遇したり。それは、一生分の星を見たのではないかと思ってしまう程の星の数。
ここウユニは標高3000m越えの高所。その為か、星までの距離も日本で星空を眺める時よりも近く感じ、手を伸ばせば星に手が届くのではないかと、錯覚してしまうはず。
そして、月の灯りもない新月の時期に地面に水が張った状態になると星空が湖面に反射し、まるで宇宙空間の中にいるような写真が撮影できます。
尚、夜のウユニ塩湖は冷えるので、防寒対策は必須です。
次のおススメの絶景は「明け方」。真っ暗な夜の世界が徐々に明るくなっていき、オレンジ色の太陽が昇る。
すると、今度は空全体が明るさを増していき、黄色に雲を照らし始める。
そして、空が青く晴れ始める直前の僅かな間、360度、見渡す限り辺り一面が真っ白な世界に包まれる。
陽が昇りきるまでの間、移り変わるウユニ塩湖の表情に感動させられっぱなしの状態になります。
もしも訪れた時期に雨が降らなかったら。そんな時にこそ楽しめる景色も。
ここは塩湖。地面が渇き、「塩で真っ白な景色」も美しい!アジア圏以外の観光客にとっては、この「真っ白なウユニ塩湖(主に乾季)」の方が鏡張りのウユニ塩湖よりも人気があるそうです。
遠近法を用いて、この白い地面ならではの面白いトリック写真撮影にチャレンジするのもウユニ塩湖の楽しみのひとつ。
自然が作り出すからこそ、二度と同じ景色は見られない。毎度違う表情を見せるウユニ塩湖の虜になり、もっと違う表情が見たい!と、思わず何度もウユニの街から塩湖へ向かってしまうはず。
一生忘れられなくなるような絶景を見に、ウユニ塩湖に足を運んでみてはいかがでしょうか。