今回の目的地は、「Hatta=ハッタ」。なんとここには、長い歴史をかけて雨水が岩山を削ってできた、自然のため池=オアシスがあるというのです!
その名も、「ハッタ・プール」。
ハッタはアラブ首長国連邦はアブダビ首長国とオマーンの国境沿いに位置しています。場所によってはアラブ首長国連邦、場所によってはオマーン。それでは、砂漠の先にあるオアシス「ハッタ・プール」を求めて、ドバイから3時間のドライブです!
右も左も砂漠が広がるUAEを2時間ほどドライブすると、国境の検問所が。撮影はできませんが、2人分のイスしか入らなさそうな小さな掘建て小屋が1つか2つあるだけ。進入禁止を防ぐレバーすらなかったような...驚くほど簡素な国境です。そして、国境を抜けると、いよいよ、右も左も"岩山"のオマーンです!
ここからは地図という地図がありません。紙の地図を片手に、こっちか?あっちか?いやこっちか?とズンズン進むのです。
この辺にあるはずなんだけど...。
水を求めて、さらにズンズン奥に進むと...。
このあと私たちも飛び込みました。安全面は自己責任。日本だとなかなか体験できない(許されない?)あそびですね。水が気持ちよく冷えていてとても気持ちよかったですよ。※泳ぎが苦手な方が入る場合は浮き輪を着用してくださいね。
去年度は1年間で1.5日しか雨が降らなかったUAEですから、「ため池なんて無いでしょ〜?」と半信半疑で砂漠と岩山を抜け、ようやく見つけたオアシス!
なんだか、ベドウィンの生活の現代版を経験した気分になれました。
サリー
アラブ首長国連邦はドバイで暮らしています。超高層ビルが立ち並び、200以上の人種が暮らすドバイ。ふと横に目をやると、モスク。そして町の奥には砂漠。近代と昔ながらが混在する国際都市ドバイから、面白いアラブの世界を紹介します。