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100年以上も市民に愛され続ける老舗、スリー・ガールズ・ベーカリー

   
Eko
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ペイストリー類の数には目移りしてしまいます

カフェ文化で知られるようになったシアトルには、コーヒーと共に発展して来た素敵でユニークなベーカリーもたくさんあります。今回ご紹介させていただくのは、ダウンタウン海沿いにあるシアトル市民の台所・パイクプレース・マーケットの中でも老舗のスリー・ガールズ・ベーカリーです。

1907年の創業以来、建増しを重ねて複雑な構造になっているパイクプレース・マーケットですが、スリー・ガールズ・ベーカリーを見つけるのはとても簡単。ダウンタウンの中心にあるウエストレークパークから真直ぐ海へ向かって歩いて10分足らずでマーケットに突き当たります。

目の前に大きな豚の銅像があれば右手建物に沿って歩道を右へ、無ければ左手建物に沿って歩道を左へ曲がって下さい。すると建物沿いにパンがたくさん詰まった大きなショーケースが現れます。

オーダーはショーケースの真ん中にある窓口から

アメリカのベーカリーではトレーを持ってトングで自分でパンを取って行くのではなく、ゲーキ屋のように店員に指示して取ってもらうのが一般的ですが、店内が存在せずショーケースがそのまま店構えというのは、今のところ筆者もここしか知りません。自分の番を待ちながら眺めていると、なんだか幸せな気持ちになってきます。

パンの種類もたくさん

すべてがガラス越しに見えますから、英語での注文が不安でも商品の名前の発音が分からなくても大丈夫。「Can I have this, this, and this, please?」と全て指差し注文すれば、1つずつ確認しながら取ってくれます。青空市場としての機能を保ちながらも外国人も多い観光スポットなので、お店の人も慣れたものです。

天井近くにあるのは創業当時1912年からの看板
昼間もついているネオンサインも目印

創業が1912年のこの店は、最初はその名前のとおり3人の女性が始めたもので、女性にビジネスの免許が認められるようになって間もなくのことだそうです。何度かオーナーも変わり、今はガールズの店ではなくなったものの、パイクプレース・マーケットの歴史とともに歩んで来た店名をそのまま残しているそうです。

こちらの3種がお勧め!

ここへ来たら絶対に外せないチョコレートの棒が入ったクロワッサン、フェタチーズとほうれん草のクロワッサン、熊の手の形をした甘いベア・クローを買って来ました。この日は残念ながら売り切れでしたが、クリームチーズとラズベリーのブラウニーも有名です。

美味しいものを食べながらのそぞろ歩きもマーケットの醍醐味。ぜひ満喫して下さいね!

【データ】
店名:スリー・ガールズ・ベーカリー(The Three Girls Bakery)
住所:Pike Place Market, 1514 Pike Pl, Seattle, WA 98101
Tel:(206) 622-1045
URL:https://homesecurity.press/quotes/three-girls-bakery-pike-place-market-s.html?fbclid=IwAR00K4qwtMfNLIIGHi-G7oL3t3Gpib9QPW9i9eApKro3uKOoiDXuGGCNU3c
営業時間:6:00〜18:00

Eko

Eko
夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!

    

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