これはアブラ(Abra)と呼ばれる木製の小舟です。
ドバイ・クリーク(Dubai Creek ※下の地図の川の部分)という入り江の対岸同士を結ぶ渡し船で、観光客や庶民の足として大活躍!
ドバイ・クリークは、ドバイ国際空港の南西を流れており、ドバイ・クリークより北側がデイラ地区、ドバイ・クリークより南側がバー・ドバイ(バール・ドバイ)地区、と呼ばれています。
デイラ地区もバー・ドバイ地区も旧市街と呼ばれおり、お土産物屋さんが立ち並ぶ観光スポットです。一方でドバイに定住するインド人やパキスタン人の生活空間でもあります。
北側のデイラ地区には「ゴールドスーク」や「スパイススーク」が、南側のバー・ドバイ地区には「オールドスーク」「ドバイ博物館」等があります。
そんな二つの陸地を結ぶのが、この木製の小舟「アブラ」というわけです。
それでは、船からの眺めをご案内します。(バー・ドバイからスパイススークに向かって)
いざ、出航!
そして、あっという間に対岸に着きました。
船を降りると、スパイススークの門が目の前にあります。
アブラの船旅はたった5分間!
そして、1回1AED(=約33円)。お財布に優しいお値段です。
旧市街を散策する時は、メトロやタクシーで対岸に渡るのではなく、情緒溢れるアブラでサクッと安く移動してみてくださいね!
サリー
アラブ首長国連邦はドバイで暮らしています。超高層ビルが立ち並び、200以上の人種が暮らすドバイ。ふと横に目をやると、モスク。そして町の奥には砂漠。近代と昔ながらが混在する国際都市ドバイから、面白いアラブの世界を紹介します。