カプリ島に高速船で着いたら、港から出ている青の洞窟行きのボートに乗り換えます。
青の洞窟の近くまで来たら、ボートから2、3人ずつ小舟に乗り換えます。この時、小舟の上のチケット売り場で青の洞窟の入場料を支払います。一人€8を現金で用意しておきましょう。
いよいよ小舟に乗り換えたら、船頭さんとうまくコミュニケーションを取るのがポイント。日本語でも英語でもいいので笑顔で楽しくお話すれば、サービスが違ってきます。チップも現金で用意しておきましょう。(チップは洞窟の中か最後に渡します。)
せーの!で一気に洞窟の中に入ったら、もうそこはキラキラの青い世界!
船頭さんが歌をうたいながら一周してくれます。あっというまで、感激しているうちに写真を撮るのも忘れてしまいます。そんな時は、チップを渡してもう一周して!と頼みましょう。チップを渡さなくてもお願いー!と言うとしてくれることも。
さて、陸に上がったら今度は港の目の前から出ているケーブルカーで丘に登ります。ケーブルカーのチケットはタバッキか船乗り場で購入できます。バスもありますが、くねくね道を上がっていくのでバス酔いしやすい人にはケーブルカーをおすすめします。
絶景をバックに写真撮影。そして市庁舎広場でランチに。
白壁の家々が並ぶ小高い丘と、船がぷかぷか浮いているナポリ湾。おいしい空気に旬のイタリア料理。素敵な旅の思い出となること間違いなしです。ここで是非食べてみてほしいのが、「カプレーゼ(カプリ風の意)」。カプレーゼにはサラダとドルチェの二つがあります。サラダはモツァレラチーズとトマトとバジルのまさにイタリアンな彩り。ケーキはチョコレート味かレモン味を選べるシンプルなスポンジケーキですが、この素朴な味にはまります。市庁舎広場の外のテラスで日光浴をしている観光客がたくさんいます。カプリの清々しい空気と太陽の下で食べるカプレーゼは最高。
お腹と心が満たされたら、今度はお土産探し。カプリ特産品といえばここで作られている香水。市庁舎広場から歩いてすぐに香水の工場があり、見学することができます。カルトゥージアは、もと修道院で作られていたハーブや果実を原料とした自然派香水で、イタリア人の間にも人気です。
私のおすすめはナポリの国立サンカルロ歌劇場をモチーフにした香水。自分へのお土産にしたくなりそう。
これだけ満喫しても、午後の船便でナポリに帰ればナポリの街歩きも十分楽しめる気軽な日帰り観光地。春先からはカプリの花々も咲き誇り、気持ちの良い旅が楽しめます。
【データ】
店名:カルトゥージア(Carthusia)
住所:Viale Matteotti 2d Capri
Tel:081 8370368
URL: https://www.carthusia.it/
営業時間: 9:30〜18:00
休み:12月25日・1月1日
カフェの情報
店名:バールアルピッコロ(Bar al piccolo)
住所:Piazza Umberto I 80073 Capri
Tel:081 837 0325
営業時間:6:00〜0:00
休み:年中無休
メール:info@piccolobarcapri.com
ゆき
東京芸術大学大学院修了後イタリアに国費留学。ナポリ国立音楽院修了。2012年サンカルロ歌劇場主催オペラ「ラ・ボエーム」に出演。ゴッドファザー等の映画の影響で南イタリアをこよなく愛す。現在イタリア生活5年目。音楽業の傍ら、翻訳やバイヤーもこなす。治安が悪く、ゴミ問題やスリが跡を絶たないナポリの街をいかに安全に楽しむか、そして「ナポリを見て死ね」の言葉の深さを伝えたいです。