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魅惑のカントリーサイド バースの天然温泉施設と美味ティールーム

   
木谷 朋子
木谷 朋子
 

イギリス唯一の天然温泉施設「サーメ・バース・スパ」

5つの歴史的な建築物とガラス張りのモダン建築を融合した「サーメ・バース・スパ」

前回は、バースの歴史スポットについて書きましたので、今回は私がバースへ行くときに訪れるお気に入りスポットをご紹介したいと思います。

スパ好きな私がバースで必ず行くのが温泉施設「サーメ・バース・スパ」です。「サーメ」は英語読みで、ラテン語の「テルマエ」と言えば、日本人にも温泉らしく聞こえるでしょうか。テルマエの意味は、古代ローマ時代の温泉を指しています。つまり、「サーメ・バース・スパ」を日本語にすると、「温泉・温泉・温泉」となります。英語にすると何となくおしゃれに聞こえてしまいますが、おもしろいですね。

私がこの温泉施設に興味を持ったのは、この施設が単なるスパ(温泉)ではないということでした。バース・ストーンと呼ばれる石造りの歴史的建造物と、ガラス張りのモダンな建物を違和感なく融合させ、考古学上残さなくてはいけない部分をきちんと保存しながら利用している点が魅力的です。

また、高級リゾートにあるスパと違い、観光客利用に偏らず、地元住民には 料金設定を安くして気軽に使えるようにしているところも、地元志向で好感が持てます。

ニュー・ロイヤル・バスの1階にある温泉プール「ミネルヴァ・バス」

メインビルの「ニュー・ロイヤル・バス」には、3つの温泉プールと4つのアロマ・スチーム・ルーム、レストラン&カフェ、会議室、さらに20室のトリートメントルームが完備されています。温泉施設内は水着着用で、レストランへもバスローブで入れるため、いちいち着替える必要はありません。

バースの街が一望できる露天風呂「ルーフトップ・プール」

私のお気に入りスポットは、屋上の露天風呂「オープンエア・ルーフ・トップ・プール」と4つのガラスブースで区切られた「アロマ・スチーム・ルーム」です。

私が訪れたときの「ルーフトップ・プール」には、平日の午後というのに、多くの人がプカプカと浮かんでリラックスしていました。ここの温泉プールはどれも35℃前後。日本の温泉と比べると温度は低めですが、ぬるい温泉に長く浸かるのがヨーロッパ流。熱すぎるお湯に入らないのが健康には良いと言われます。どうしても寒く感じる人は、温かい「アロマ・スチーム・ルーム」で温まり、その後「ルーフトップ・プール」や「ミネルヴァ・バス」に移動するのがいいかもしれません。

「アロマ・スチーム・ルーム」は、ラベンダー、ユーカリプタス、ミント、フランキンセンス、サンダルウッドなど、毎日違うアロマの香りが楽しめるガラス張りの4つのスチームルームのことです。このスチームルームとシャワーを交互に利用するだけでも、心身ともにかなりリラックスできます。

メインビルの「ニュー・ロイヤル・バス」の向かいに建つ小さな温泉「クロス・バス」は、メインビルとは違う時間&料金設定になっていますので、短時間で手軽に温泉を楽しみたい人向きです。この「クロス・バス」は、グループ利用やパーティなどでも貸切ることができます。

★関連情報
サーメ・バース・スパ Thermae Bath Spa WEB SITE E-Mail
予約:0844-888-0844/海外から:+44-(0)1225-33-1234

17〜18世紀に王侯貴族たちに最も人気があった温泉「クロス・バス」を21世紀仕様にリメイク

スパセッションとトリートメントを体験

温泉水の中で行うトリートメント「ワツ」は究極のリラクゼーションが得られると人気

私と友人は、スパセッション2時間+トリートメント+カフェ利用ということで、スパで4時間ほど過ごしました。最初はスパセッション2時間だと短いと思ったのですが、前後にマッサージを受けたり、カフェ&レストランを利用したりすると、その分の時間が延長されますので、3〜4時間のスパ滞在時間を考えている人は、スパセッションの2時間コースを選び、マッサージを受けるか、ランチやお茶をするのがおすすめです。

私は以前、ホット・ストーン・マッサージを受けていたので、今回はバンブースティックを使った少し強めのマッサージ「バンブーマッサージ」を受け、友人は、温泉プール「ホット・バス」の中で行うストレッチ&マッサージ「ワツ」を受けました。「バンブーマッサージ」は肩、首、背中の凝りがひどい私にはピッタリな施術で、施術後は体がかなり軽くなりました。「ワツ」は深いリラクゼーションが得られるというこのスパのイチオシメニュー。個人差はありますが、お母さんのお腹にいたときを思い出す人もいるそうです。

「ワツ」などのトリートメントで利用する「ホット・バス」
深い筋肉のコリや疲れに効くホット・ストーン・マッサージ

予約の際に自分の体調を聞かれたり、クレジットカードの番号を言ったりしなくてはならないため、英語でのやりとりがあるのが、初心者にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、事前に英語のできる人に電話をしてもらうか、E-mailで問い合わせてみてください。

温泉施設の利用だけならスパセッションのみですから、予約は不要ですが、マッサージなどのトリートメントメニューは50種類以上ありますので、事前に電話での予約が必要です。

じつは現在「サーメ・バース・スパ」の隣に、5つ星ホテルを建設中です。ホテルの方にも温泉の源泉を分岐するそうですので、イギリス初の温泉ホテルがオープンすることになりますね。次回はホテルに泊まって温泉体験をしてみたいです。

★関連情報
サーメ・バース・スパ Thermae Bath Spa WEB SITE E-Mail
予約:0844-888-0844/海外から:+44-(0)1225-33-1234

Moor Mud Wrapと呼ばれるボディケアメニュー

美味と評判のリージェンシー・ティールーム

リージェンシー・ティールームのあるジェーン・オースティン・センター

私のバースでのお目当ての一つは、ジェーン・オースティン・センターの中にある「リージェンシー・ティールーム(The Regency Tea Room)」でした。このティールームは、ティーギルドと呼ばれる紅茶協会の賞を受賞するほどの有名ティールーム。

メニューには、'Tea with Mr.Darcy'とか'A Lady's Afternoontea'といったオースティン・ファンにはドキドキのネーミングがズラリと並びます。私はジェーン・オースティン・フェスティバル期間中に行ったため、リージェンシースタイル(19世紀後半頃のファッション)のコスプレでお茶を楽しむ女性たちに囲まれ、ちょっとタイムスリップした気分も味わえました。ホテルのアフタヌーンティーのような豪華さはないですが、他では味わえない貴重なティータイムを過ごすことができ大満足。紅茶もサンドイッチもスコーンもぺろりと完食してしまいました。

スコーンとサンドイッチ、紅茶がセットになったA Lady's Afternoontea
リージェンシー・スタイルのコスチュームを着た女性たち

ティールーム内に飾られている「ミスター・ダーシー」の絵も、訪れたら忘れずにチェックして欲しいスポットです。じつは、絵の中のミスター・ダーシーはコリン・ファースがモデル。ティールームを訪れた女性たちがほぼ全員その絵の前で写真を撮っていたので、コリン・ファース=ミスター・ダーシーのイメージは永遠なのかもしれません(笑)。

ティールームのミスター・ダーシーの絵
毎年ティーギルドの賞を受賞している有名ティールーム

★関連情報
ジェーン・オースティン・センター内リージェンシー・ティールーム
Jane Austin Centre‐Regency Tearoom  WEB SITE

地元バースの人もイチオシのビーズ・ヴィンテージ・ティールーム

アセンブリールームのすぐ隣にあるビーズ・ヴィンテージ・ティールーム

もう一つ、地元のヴィンテージショップの方に教えていただいた人気のティールームをご紹介したいと思います。

当初私は、「ヘンゼルとグレーテル」という店のアップル・ストゥードル(リンゴパイに似たスイーツ)が美味しいと聞き、どうしてもその店に行きたくなって予定を変更したのですが、聞いた場所に店がなく、周囲をうろうろ。近くのヴィンテージショップへ入り、「ヘンゼルとグレーテル」がどうなったかを尋ねたところ、店の女性が「あの店なら2年前にクローズしたわ。残念ね」と親切にも教えてくれたのです。そこで私が「近くにおすすめのティールームはある?」と聞くと、彼女は「アセンブリルーム(コスチューム博物館)の近くにある店がすてきよ」と教えてくれました。

店内のインテリアは1940年代をイメージしたヴィンテージな雰囲気

店の名前は「ビーズ・ヴィンテージ・ティールーム」。ティールームと書いてありましたが、オールデイダイニングの店で、朝食、ランチ、アフタヌーンティー、クリームティー、ハイティーなど、時間帯や好みでメニューを選べるようになっています。どの時間にも利用できるのは、時間が限られている旅行者には魅力的ですね。1940年代の雰囲気を再現したインテリアもおしゃれでステキでした。私たちはランチ時に訪れたので、プラウマンズ・ランチとキッシュと野菜サラダをオーダー。デザートは、大好きなヴィクトリア・スポンジとどちらにするか悩んだ末、フルーツケーキをチョイスしました。ランチメニューも手作りケーキもとても美味しかったので、次回はアフタヌーンティーを試してみたいと思っています。

プラウマンズ・ランチ
キッシュと野菜サラダ
フルーツケーキと紅茶
ヴィクトリアスポンジ

★関連情報
ビーズ・ヴィンテージ・ティールーム Bea's Vintage Tea Rooms WEB SITE

木谷 朋子

木谷 朋子
『留学ジャーナル』の編集者を経て1989年より2年間イギリスへ留学。帰国後はイギリスを始め、ヨーロッパ各地やアジア、オーストラリアなど、世界各地を取材。海外の旅文化や最新の旅行情報、語学、留学をテーマに幅広い分野で執筆活動を続ける。イギリス関係の著書:『英語で楽しむピーターラビットの世界BOOK1、BOOK2』(ジャパンタイムズ)、『英国で一番美しい風景 湖水地方』(小学館)、『ロンドンと田舎町を訪ねるイギリス』(共著・トラベル・ジャーナル)、『イギリス留学』(共著・三修社)ほか。

    

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