6年半ぶり、9回目のタイはバンコクから車で2〜3時間程度で訪れる事のできる郊外を旅して来ました。学生の頃、タイが大好きで足しげく通ったものです。
バンコク市内の寺院はひと通り訪れ、地図が無くとも市内マップはばっちり。
島でダイビングをしながら長逗留、タイ人・在タイの日本人の友人もたくさんでき、タイの事はほとんどわかっているつもりでいましたが、今回初めて訪れた見知らぬ街で「私はタイの事をまだ全然知らない」と思わせられるほど新しい体験をしてきたのでご紹介したいと思います!
バンコクから車で約2時間半南下。サムットソンクラーム県の「プーシットホームステイ」では11月にタイで行われる「ロイクラトン」(灯篭流し)のクラトン(灯篭)作りが体験できます。
実はこの「ロイクラトン」に参加するのは私の長年の夢で、チャオプラヤー川をろうそくの光が灯ったクラトンが流れる様をいつか見てみたいと思っていたのです。
「プーシットホームステイ」は水上に建つコテージで、ロングテイル(ボート)に乗船して移動します。こちらの施設に宿泊をして他のアクティビティに参加することも可能。まさに「体験型ホームステイ」ができる場所なのです。
「ヤシの実」によく似たマングローブの植物、ホウガンヒルギ。まずこちらをテーブルに叩きつけて割ります。砕けた中の身は子供がパズルとして使うそうですよ。殻にお花や葉や身を入れて飾ったら「クラトン」の出来上がり。
クラトンが出来上がったら、ロングテイルに乗って海に向かいます。マングローブが広がる水面で心地よい風を受けながら、いよいよクラトン流し。
15分ほど乗船し沖合に辿り着いたら、ロングテイルを停め、おそるおそるボートから手を延ばし自作のクラトンに「願いを込めて」海へ放つ。
私の「重い・思い」を乗せたクラトンが海を渡り、流れていくの見守りながら。
きれいに散りゆく姿もまたロマンチックなり。
長年の夢、クラトン流しが実現できて大満足。次回は11月の「ロイクラトン」の時期に是非タイを訪れてみたいです。
さて、お次はマングローブの森にて、大好きなリアルジャングルクルーズ!
ムービーでお伝えします。
ちゃちゃまる。
学生時代は生粋のバックパッカーでタイを中心にアジア諸国をバックパックで駆け巡り、気付けば旅行業界歴十数年。ヨーロッパ、北米、アジア、中近東、アフリカ、オセアニア、と様々な地域の企画・手配に携わる。一番好きな旅スタイルは高級リゾートで昼寝であるが、最近は野生動物に出会う旅を一つのテーマにしている。