ヨーロッパ旅行初心者の登竜門・不動の人気国と言えばフランス、スペイン、イタリア、でしょうか。ヨーロッパに魅了された者達が次に目指すエリアが中欧なのかな?と言うのがヨーロッパ手配を10年以上行っているワタクシの見解です。
多くの民族や文化が混在する中欧エリアは、他のエリアとは違い多文化ムードに包まれているのも見どころの一つです。「中欧」とひとえに言ってもたくさんの国がありますが、王道ルートと呼んでいいのか、特に人気のあるのがウィーン〜プラハ〜ブダペストの三か国周遊のツアーです。
それぞれの国の特徴は省略して、移動ルートに関してご説明致します。1カ国を1.5日程度滞在しても、列車を利用すれば6日間で旅できるのがヨーロッパの良いところですね。お休みが取り難い方にも人気のルートです。
各都市間の列車移動時間は、ブダペスト〜プラハが約7時間、プラハ〜ウィーンが約4時間。「え!そんなに長時間列車に乗るの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヨーロッパは鉄道で巡る事が旅の醍醐味です。
移り行く景色を眺めたり、音楽を聴いたり、読書をしたり、食事をしたり。のんびり列車に乗っていたらあっという間に別の国にたどり着くと言う利便性。大陸国ならではの面白さでは無いでしょうか。
短期間に移動の多い旅行でこだわりたいのはホテル選び。コストを考えると「一通りの設備が整っていれば」と思いがちですね。しかし、移動の多い「短期間の旅行」であるからこそ、ゆっくり寛げるホテルがあると安心です。全都市ヒルトン宿泊にこだわった「ヒルトンスペシャル」は大変人気です。
ある時、「ヒルトンスペシャルツアー」をお申し込みされたお客様から「予算の都合上、ホテルをランクダウンしたい」とお申し出がありました。安心感と安全性を考慮して差額も大差ないのでこのまま行かれては?とお勧めしたところ、ご帰国後に「全泊ヒルトンにして本当に良かった!」とお声を頂いた事があります。短い行程でいかに効率よく、たくさんの国をリラックスしながら旅をするか?そんな事をテーマにして旅をしてみるのは如何でしょうか。
ちゃちゃまる。
学生時代は生粋のバックパッカーでタイを中心にアジア諸国をバックパックで駆け巡り、気付けば旅行業界歴十数年。ヨーロッパ、北米、アジア、中近東、アフリカ、オセアニア、と様々な地域の企画・手配に携わる。一番好きな旅スタイルは高級リゾートで昼寝であるが、最近は野生動物に出会う旅を一つのテーマにしている。