フランスのブルゴーニュ地方は、ワイン好きの方なら一度は行ってみたいワイン産地です。コート・ドール(黄金の丘)と呼ばれる丘に広がる葡萄畑、毎年11月に催されるワイン祭り「栄光の3日間」が開催されるボーヌ、何十万円と値段のつくロマネ・コンティの畑など見所満載です。また、グルメの方には嬉しいことに、エポワスを代表するウォッシュ系のチーズを製造する過程が見られる工場見学で試食や試飲(5ユーロ)ができたり、何十種類とあるマスタードの製造工程を見学できたりもできます。
そして、なんといっても、この地方ならではの地方料理、鶏の赤ワイン煮「コック・オー・ヴァン」や、見たこともない大きなエスカルゴ、牛肉の赤ワイン煮「ブフ・ブルギニヨン」も地元産のワインとともにマリアージュを楽しめる葡萄畑に囲まれたオーベルジュに宿泊することも可能です。
また、ボルドー地方と違って、ブルゴーニュのワイナリーは、オーナーが自ら説明や試飲をしてくれるので、中々繁忙期には、見学を受け入れてくれるところが少ないのですが、現地在住で日本人ワイナリードライバーガイドさんがコネクションを生かして予約を取ってくれるから安心です。
自分で運転しないでいいので気軽に、そして、好きなだけ好きなワインを試飲できるということも、ポイントのひとつ!
また、ワイナリーでは、一皿毎に数種類のグラスワインを飲み比べられる「テイスティングランチ」に参加することも可能です。
ぜひとも、自分好みの1本を探す旅に出かけてみませんか?
みえぞう
フランス在住歴は3年半。アラン・デュカス会長のフランスのホテルグループ、シャトー&ホテル・コレクションの日本予約センターにて予約・手配を行っている。前職で南仏&モロッコのホテル調査に奔走し、公共交通機関 をフル活用した経験を積み、今では旅行術のスペシャリストになる。食べることをとことん愛し、自他共に認めるグルメ。仕事と趣味を兼ねてフランスと日本を往来し、現在はフランス初心者から上級者の方まで、旅のお手伝いをしている。少しでもフランスの良さが伝えられればと思い、『ふらんす地方漫遊記』の連載を担当。