英検は、中学校や高校で団体受験が毎回行われるほど、 日本人には身近な英語試験ですよね。 TOEFLやIELTS、ましてやGREなんか聞いたことがない! という人でも、英検の存在は知っている人がほとんどだと 思います。
しかし語学学校以外の正規留学では、TOEFLやIELTSなどの 英語試験が必須になるところがほとんどです。 でも、これがくせもの。 人によっては必要スコアを獲得するまでに何年もかかる こともあります。 TOEFLのスコアがいいから、留学先で授業についていける! スコアが悪いから、留学先でついていけない。 そんな単純なものではないのですが、やはり何かで英語力を 測らなくてはいけないということで、英語が母国語でない学生 にとってはついてまわるのがこれらの試験。
サンフランシスコ時代に一緒に住んでいたルームメイトは、 TOEFLのスコアが足りないからという理由だけで、何年も 大学院に行くのに足踏みをしていました。 しばらく前に、「最近は英検の合格通知で海外の大学に進学 できるようになった」という紹介をしたのを覚えている人も いるかもしれませんが、 久々に調べてみたら、英検2級、あるいは準1級でアメリカ、 カナダやイギリスの大学、短大、オーストラリアのTAFE(専門学校) に進学できる学校の数が増えていました。 ほとんどがアメリカですが、いや~、英検2級で短大に入れる というのはかなり敷居が低くなりましたね。
厳しいことを言ってしまえば、TOEFLは難しいからと英検に逃げる 人は結局どこに行っても厳しいかもしれませんが、でもひとつの 手として、英検の合格通知を持っていることで、海外の学校に進学できる機会が増えたのはすばらしいことだと思います。
短大に進学して、その後頑張って良い成績を取り、4年制大学に 編入する。アメリカではこれが普通に行われており、誰にでも チャンスがあります。 ちなみに短大は、男子学生もたくさんいますよ!
以前、「短大は女性だけか」と質問された ことがあったのですが、そんなことはありません。 日本のイメージだとどうしても「●●女子短大」という女性の ための学校という印象がありますが、共学なので男性の方も もちろん2年制大学に進学できます。