以前もお話したことがあるこのテーマ、 今回は留学先で日本人の友人と付き合うことで得られる よい点についてお話したいと思います。
留学中は日本人の付き合いを一切断つ!それも立派な決心です。 そのあたりは個人差があるので、どのくらい日本人と付き合うかはお任せするとして・・多くの留学生が声を揃えて言うのは、 「年齢、性別、職業など社会的な地位」に関係なく 友人ができる、ということです。
日本にいると、どうしてもお互いの年齢が気になったり、 自分とまったく違う分野で活動している人とは なかなか知り合いにならなかったりします。 知り合っても、挨拶程度の関係に終わってしまったり、 その人の地位が自分と異なると、表面上の関係に とどまってしまうことも多いです。 留学先では、その人が所属している団体を見るのでは なくその人個人を見ているので、自然に仲良く なれるんだと思います。 これって、なかなか日本社会にいると難しいです。 そんなことないよという人もいるかもしれませんが、 おそらく結構な人が同意してくれるのではないでしょうか。
すごく印象的だったのは、娘さんとお孫さんの留学に あわせてサンフランシスコに一緒に来た60代の女性。 生活に慣れてから地元の英語学校に通い始めたのですが、そこで10代や20代の若いクラスメートに 囲まれて、下の名前で呼んでもらってすごく嬉しかったと。 「子供が小さい頃は『○○ちゃんのお母さん』で、子供が大きくなってからは『○○さんの奥さん』で、 私だって名前があるのよって思ってたわ。 アメリカに来て気持ちも若返ったし、今までは接点が なくて話す機会がなかった若い子たちがMさん、Mさん って慕ってくれて嬉しいのよ」 と、Mさんが言っていたのを今でもよく覚えています。10代、20代の学生にとっても、自分の親かそれ以上の 世代の人と友達づきあいができるというのは留学生活の 醍醐味ではないでしょうか。
日本で暮らしていると、気づかないうちに自分を がんじがらめにしてしまうこともあります。そこから 自分を解き放つことができるのは、留学生活の魔法かもしれません♪
色々な世代、バックグラウンドの人と知り合える。世界各国の友人はもちろん、日本人同士でも日本にいたら 知り合わなかったような出会いがあるのが留学生活です。
留学する機会があったら、ぜひいろんな世代の人と 交流してみてくださいね(^^)