今回は留学経験者が陥りやすい「ステレオタイプ」について お話しますね。
私も気を抜くとつい言ってしまうことがあるのですが、 周りの日本人以外の人の行動を見て 『●●人って、どうしてこういう行動をするんだろう』 たいていこういう発言が出るときって、否定的な内容のこと が多いんですが、行き過ぎると問題です。
留学経験者が日本に帰って、『●●人って、こうだから』と 決め付けた言い方を周りの人にしている様子を大学時代から よく見聞きしてきました。 そのころ私は1ヶ月の短期留学に行ったことはあったものの、 長期滞在の経験はなかったので「そうか、そうなんだ~」と 思っていたのです。 でも実際自分が留学してみると、友達が言っていたことって 違うよ!ということも多々ありました。 確かに、ある程度「●●人イコール●●」という公式?に 近いようなものも存在はします。 でも、個人個人によって違うし、100%同じ行動や考え方 をしていることは当然ながらありえません。
少し脱線しますが、とある中国人のご近所さんが 「日本も日本人も大嫌い」とほかの人に言っているのを 聞いたときはショックでした。 その人と私は合えば挨拶くらいはするご近所さんだけれど、 「そうか、彼は私のことも嫌いなんだな。 私という人を見ないで、日本人ということでしか見てくれて いないんだ」と。 自分がそんな風に決め付けられたら、誰だってイヤでしょう。 私も周りの友達も、つい愚痴っぽくこういった言い方を してしまうとき、どちらからともなく「あ、決め付けちゃ よくないよね」と言います。まあ、本当に頭に来たりしている ときはなかなかうまくいかないのですが(^^;)
留学すると、その国の現地の人以外にさまざまな国の留学生と 交流するようになります。(留学生がほとんどいない地域や 学校もありますけどね!) それは、とても大きな財産です。 日本に帰ってから、家族や友人に伝えるときはその「伝え方」 に気をつければ、国際交流によい影響を与えていくこと 間違いなしです♪ 「人によって違うだろうけれど」と一言前置きがあるだけでも 相手に与える印象は変わってくると思いますよ~!