英語でひとこと 『まずい、切符なくしちゃったよ!』
オーストラリアのウーロンゴンから友人に会うためにシドニーに行った時のこと。
ウーロンゴンからシドニーの玄関口、セントラル駅までは 電車で1時間半~2時間ほど。
晴れていたのでキレイな海岸線を眺めながらの電車の旅でした♪
セントラル駅に到着し、そこから乗り換えて目的地の タウンホール駅に到着。
切符を出そうと思ったら、ない!いくら探しても、ない!
ウーロンゴンには改札というものがありません。まだまだ郊外の駅は無人駅またはそれに近いことがよくあります。
ウーロンゴンも朝の通勤時には駅員さんが ホームに出たり窓口で切符を売ったりしていますが、 それ以外の時間帯は無人駅に近い状態。
そんなわけで、中には無賃乗車をする人がいるわけです。 それを取り締まるために、市内の駅構内には警備員?のような人が常駐しています。
仕方ないので駅員さんに、
I misplaced my ticket. 「切符が見当たりません」
と言ったところ、想像以上に激しく追及されてしまい、 10分以上その場に留め置かれました(涙)
そんなわずか往復1000円弱のために無賃乗車なんか するかい!と思うのだけれど、 最終的には国際免許証まで見せる羽目になり、
もう一度同じことが起こったらデータベースに登録して 罰金を科すからと怒られてしまいました。。。(汗)
さて、このmisplaceという動詞ですが、「失くす」 場合はloseという表現とどう違うの?と思いませんか?
以前アメリカで働いていたときに、顧客からクレームの電話がかかってきたことがありました。
その質問に答えるためには以前の請求書を見ないと いけなかったのだけれど、その請求書が見当たらなかったため、
"I'm sorry, we may have lost your invoice." 「申し訳ありません、請求書を紛失してしまったかもしれません」
と答えたところ、そのお客さんが怒り出してしまった ことがありました。
後ほどネイティブの社員に聞いたところ、loseでは 「なく してしまった」ことになり心証が悪いので、 misplaceという単語を使うのだと教えてもらいました。
これだと、なくしてはいないのだがどこにあるのか わからない、というニュアンスになるのだそうです。 それを聞いたすぐ後に、大学院の卒業式で注文した写真立てがなかなか届かないので先方に何度も クレームの電話を入れたところ、相手はこの misplaceを使っていました。
結局先方が私の注文票をなくしてしまい、腹立たしさは 収まらなかったのですが、少なくとも相手に無責任な 印象を与える程度は低くなるというわけです。
先日も友人が私のメールアドレスをなくしてしまって 連絡できない、というときに使っていましたし、結構 頻繁に耳にする単語、misplaceです。