●「ワインを飲むと頭が痛くなるんだ」
これはすごく英語らしい表現だな~と初めて聞いたときは思いました。
「ワインが私に頭痛を与える」なんて日本語では言いませんよね!
サンフランシスコから車で約2時間ほど北に行くと、Napa Valley というワイナリーが広がる大変美しい地域があります。
留学中はそこへ何度も出かけたのですが、現地ではワインの試飲をして、 気に入ったワインを購入してパンとチー ズを買って庭でランチをする、 というのが定番コースでした。 緑に囲まれたのんびりした雰囲気の中で、お昼間からワイン。 すごく贅沢な環境なのですが、 どうもワインは体質に合わないらしく、 たいてい帰りの車から頭痛発生、そのまま寝るまで頭が痛いことが 続きました(涙)
それで友達に、「ワインを飲むと頭が痛くなるんだよね」と伝えるのに、
"I have a headache when I drink wine."と言っていたのですが。。。
ある日友達に、それだとあまり英語っぽくない、ちょっと 固いと言われ、じゃあど うやって言うの?と聞いたところ、
Wine gives me a headache.でOKだよと。
冒頭にも書きましたが、日本語ではこういう表現はしないですよね。
まさに動詞Giveが大活躍というところですが、英語という言葉に 触れた気がした表現でした。
headacheは日本語でも使うように「頭痛の種」という意味もあります。
留学中にクラスメートとグループ作業をする機会が多くあったのですが、 留学生はアメリカ人学生の足を引っ張らないようにとみな必死。 やっぱり語学のハンデがある分人一倍がんばらないと!と思うわけで。
一方、中には不真面目なアメリカ人学生もいるもので、こういう人は グループミーティングに来なかったり、自分の担当部分をまともに作業してこなかったりします。
教授がグループ分けをしたときには自分で相手を選べなかったのですが、 誰もこの不真面目な人とは組みたくないですよね。 運悪く一度この彼女と同じグループになってしまったことがあって、 やっぱりミーティングに来ない、そんなことがありました。 そのときに同じグループの友人が言ったのが、
She is a headache to this group! 「彼女はこのグループの頭痛の種だ」 という一言。
この表現は聞いた瞬間、すぐにインプットされました(笑) 日本人には覚えやすい表現ですよね。