「発音が悪いから、話しても通じません」
「どうやったら、ネイティブのように発音できますか?」
こういった質問を時々受けます。
結論から言います。
「ネイティブスピーカーのように話す必要はありません♪」
勘違いしないでくださいね、
発音が関係ないというわけではありません。
発音を気にするあまり、話す際に自信がなく声が小さくなってしまう人がいます。
これはまずいです。
日本語でもそうですが、聞き取れないような声で話されると、
同じ内容でも説得力がないですよね?
まずは、相手に聞こえるようにはっきりと話すように心がけましょう。
これは外国語を話すときには、多くの人が陥る問題点です。
でも、これは発音以前の問題です。
自分が気をつければ克服できます。
そして、発音ですが、
発音そのものを練習するのもいいですが、それよりも
イントネーションやリズムを身につけるようにしましょう。
日本語英語でも、込み入った話題についてネイティブスピーカーと
堂々と議論している人がたくさんいます。
彼らの英語は、ぱっと聞くとあまり上手に聞こえません。
発音が「いかにも日本人」だからです。
しかし、イントネーションやリズムはほぼ完璧です。
そのため、コミュニケーションの際に障害になることはありません。
逆に、一語一語の発音は良いのだけれど、どうも聞き取りにくい英語を話す人がいます。
こういう人は大抵、リズムがずれていることが多いです。
リズムやイントネーションを身につけるには、とにかく毎日少しずつでも英語に触れ、
聞いた英語を真似して口から出す。
これはリスニング力増強にもとても役立ちますが、「英語のリズム感」を養うのに最適です。
発音のお勧め教材も勿論ありますし(いずれ紹介します)、 練習するのも良いでしょう。
しかし、その前に「大きな声で」話したり、
「リズム感」や「イントネーション」を身につけることのほうが、ずっと大切です。
そもそも、「ネイティブスピーカー」のようになりたい、と言っても、
それはアメリカ英語?イギリス英語?オーストラリア?インド?シンガポール?
世界各地で、英語を第一言語としている人がいて
彼らの使う英語は発音も語彙も地域によって異なります。
日本で一番浸透しているのはアメリカ英語ですが、
ロサンゼルスやサンフランシスコの英語(西海岸)と
ニューヨーク(東海岸)、アトランタ(南部)の英語では 違う点も多いです。 黒人英語、ヒスパニック系移民の英語、アジア系移民の英語・・
特に移民の英語は、母国語の影響を強く受けています。
「アメリカ英語」と言っても様々です。
つまり、「日本語訛り」がある英語を恥と思う必要はないわけです。
引け目を感じずに堂々と、話しましょう!
日本語が母国語であれば、日本語訛りがあるのは当然ですから^^