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manyに隠されたニュアンスとは?!

   
大瀧綾子
大瀧綾子
 

今回取り上げる英語表現は、読者の皆さん
だったら間違いなく全員知っているものです。


表現というよりも単語なんですが、でも、こういう
使い分けをしていたというのは最近まで知りませんでした・・


「こんなこととっくに知ってたよ!」と言われるのを
覚悟で書きたいと思います(^^;



★manyと"a lot of"の違い、分かりますか?


どちらも、「多くの、たくさんの」と訳されますが
このふたつにはある違いがあります。




『manyは主に否定文で用いる』

オンラインの英英辞典で調べものをしていたときに、何気なく
manyをクリックしたときに出てきた説明文。


えっ?と思い、ネイティブスピーカーに聞き、自分でも検索して
用例を調べてみたところ、確かにmanyは否定文、もしくは否定の
ニュアンスを表したいときに使われていました。


オンラインの英英辞典、Cambridge Dictionaries Onlineには
以下のように出ています。


【many -- used mainly in negative sentences and questions
to mean 'a large number of':】


挙げられている例文としては、

●I don't have many clothes.
●There aren't very many weekends between now and Christmas.

など。

manyに隠されたニュアンスとは?!

確かに否定文でmanyが使われていますね。


それでは、否定文でない場合にmanyが使われるとどうなるか。
たとえば、上記の辞書にはこんな例文が出ていました。

●Were there many cars on the road?


「たくさん車がいた?」と聞いていますが、車がたくさん
いる=道路が混んでいる=イヤだなぁというネガティブな
ニュアンスになります。


中には否定的なニュアンスを表さないときにもmanyを
用いる場合もあるようですが、『manyを使ったセンテンス
には否定的なニュアンスが含まれることがよくある』と
思っておくと良いかと思います。


"a lot of"を使う場合は否定的なニュアンスは含まない
ということで、どちらも「たくさんの」と単に考えていた
私はびっくりしました。


これって知っていて当然だったら、恥ずかしいですが(^^;


こういった表面にあらわれない言葉の使い方は、丸暗記
しても意味がありません。


たくさんの英語を聞いたり読んだりしているうちに、語感
が育ってきて分かるようになる部分が大きいので、少しずつ
でも英語のインプット時間を増やしていってくださいね^^


私もインプット、増やさないといけませんね(^^;

    

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