●「もしかして...」
英語には敬語表現はないと言われますが、場面に応じて
婉曲に表現したり、丁寧に表現することはよくあります。
このhappen to~は、ダイレクトに表現してしまうと、
相手がひょっとして傷ついてしまうかもしれない。
そんなときに使う表現です。
たとえば、相手からEメールの返信を待っているのだけれど
なかなか届かない。
そんなときに相手に「メール、送ってくれました?」と
確認したいとします。
その相手との関係にもよりますが、それほど親しくもない
間柄なのに、
"Did you send me an email?"
と聞いてしまうと、人によっては「送ったの?送ってないの?
どっちかはっきりしてよ!」と問い詰められているような
気持ちになってしまうことがあるそうです。
ここで、
●Did you happen to send me an email?
と聞くことで、「もしかしてEメールを送ってもらえましたか?」
とソフトな表現になります。
ネイティブの友人何人かに聞いたところ、気にする人と
しない人に分かれたので、個人差も割とあるようですが。
たとえば仕事上のEメールのやり取りで、相手に絶対
ネガティブな感情を抱いて欲しくない。やわらかく表現
したい。そんなときには便利な表現です。
留学中に、初めて会ったアメリカ人に一度こう聞かれた
ことがありました。
"Do you happen to speak Japanese?"
「もしかして、日本語を話します?」
私の顔立ちが日本人に見えないらしく、「日本語が
上手ですね」と日本人から(!)言われたこともある
くらい怪しい風貌だからかもしれませんが(笑)、
テーブルに広げていた教科書の脇から、日本語の
メモがちらっとのぞいているのを見つけたその人が、
「ひょっとしてこの人、日本人?」と思ってこう聞いて
きたそうです。
「日本語を話しますか?」と相手に聞くときは、
"Do you speak Japanese?"と聞きますが、"happen to"
を使ったほうが、より丁寧でやわらかい表現になります。
ちなみに、日本語の直訳でしてしまいがちな
"Can you speak Japanese?"は使わないようにしてくださいね。
canは「能力」を表すので、"Can you speak Japanese?"と
言ってしまうと、「日本語を話す『能力』がありますか?」と
いう意味になってしまいます。
答えがNoであれば、「日本語を話すことができない、無能な人」
というニュアンスになってしまい、とても失礼です。
話すか話さないか、という事実だけを聞くわけですから、
"Do you speak~"の形を使ってくださいね!
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