海外の大学入学審査は日本の大学とどう違いますか?
海外の大学では、日本のような一斉入試はなく、基本的に高校の成績と英語力等で合否が判断されます。国・大学によって求められる英語力や成績が異なります。
<アメリカ>
留学生は、「英語力」が大学進学の決め手だと考えがちですが、入学審査は、アメリカ人と同様に高校の成績、エッセイ、課外活動、推薦状などにより総合的に判断されます。それに加えて、大学の基準を満たしたTOEFLなどの英語力が必要です。有名大学では、英語を母国語としない留学生にもSATやACTテスト(全国共通テスト)の成績を要求する場合があります。
※高卒認定合格者で日本の高校卒業資格をお持ちの方もアメリカの大学へ入学することが可能です。手続きなどに関しては、カウンセラーにお問い合わせ下さい。
<カナダ>
カナダの大学入学審査は基準が非常に高く、英語力もTOEFL iBT80以上を必須としている大学がほとんどです。アメリカ同様、高校時の成績も入学審査の重要な判断材料になります。日本の高校を卒業したばかりの人が、カナダの大学へ直接入学をするのは難易度が高く、語学学校や2年制大学の編入コースからの進学がスムーズです。
<イギリス>
日本人がイギリスの大学へ進学するには、高校を卒業していること。そして、以下の3つのうちいずれかを満たしていなければなりません。
1) 医学・法学などの専攻を希望する場合は、GCE-Aレベル試験を受験する
2) ファウンデーション・コースを受講する
3) 日本の大学・短大を1年以上修了している
<オーストラリア>
基準は大学や学部によって異なるものの、およその目安として、TOEFLでiBT79~80点以上、IELTSで6.0〜6.5ポイント以上が要求されます。オーストラリアの大学は1年目から専門課程を履修するので、日本の高校を卒業したばかりの学生は、ファウンデーションコースや語学学校の大学進学準備コースからのスタートになります。
<マレーシア>
他国と同様、高校の成績と英語力で合否が決定します。英語力が大学の基準より足りない場合、英語集中コースで英語力を伸ばした後に大学へ進学します。基本的に日本の高校を卒業してれば、ファウンデーションコースの受講は不要です。ただし、一部の大学や学部はファウンデーションコースの履修が義務付けられている場合もあります。
大学への出願方法・条件
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