アメリカ留学中に銀行口座を開設する方法
銀行口座を開設する
現金よりもカードやチェック(小切手)
アメリカはキャッシュレス社会。日本のように現金をたくさん持ち歩く人は少ない。つまりアメリカでは、多額の現金を持ち歩くのは危険だということ。クレジットカードやパーソナルチェック(小切手)が普及していることなどがその理由でしょう。普段の買い物は現金やクレジットカードで事足りるが、大学の授業料や電気・ガス料金、家賃などの支払いはたいていチェックで行われます。アメリカ留学の滞在期間が3ヵ月を超える場合は、現地で小切手(当座預金)口座Checking Accountを開いてチェックブック(小切手帳)をつくったほうが何かと便利なのでおすすめ。
口座の種類
アメリカでは、おもに下記の2つの口座があります。
●当座預金口座CheckingAccount
公共料金の支払いなどに利用する口座。銀行によって、最低預金残高の有無やその金額、利子の有無と利率、毎月使用するチェックの枚数によってかかる費用などが異なります。
●普通預金口座SavingsAccount
利子付きの預金口座。通常、最低預金残高が決められています。これを下回ると利子がつかないばかりでなく、手数料が取られてしまうことになるので注意が必要。そのほか、定期預金口座などもあるが、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーがないと、税務上の関係から利息のつく口座をもつことはできません。
口座の開設方法
銀行を決めたらさっそく窓口で手続きを行いましょう。カスタマーサービスの行員の指示にしたがって申込用紙に必要事項を記入。現金(金額は、銀行や口座の種類によって異なる)を預けます。その際にIDの提示も必要。通常は、パスポート、学生証(顔写真とサイン付き)、アメリカの運転免許証などから、2種類以上のIDの提出を求められるようです。口座開設に必要な書類内容や手続きは、銀行によって異なるので、詳細は銀行に直接問い合わせを。
小切手帳の注文
小切手口座ができると、銀行は仮のチェックブック(小切手帳)を発行してくれます。正式なものが届くまでの間はこれを使うことになりますが、個人の名前が印刷されていないので、使用の際は自分で名前と住所を書き込まなければなりません。銀行にチェックブックCheckBookを頼むときは、名前や住所、電話番号などを印刷するかどうか、デザインはどのようなものがいいか聞かれます。デザインは自分の好みで選ぶとして、名前と住所は印刷してもらいましょう。チェックを使うとき、いちいち書き込むのはけっこうな手間がかかります。
小切手の使い方
まず"Pay to the Order"の欄に支払い先の名前を記入。次に、金額を数字と文字の2通りで書きます。たとえばUS$154の買い物をするときは、$マークの右側に数字で154と書き、支払い先を記入した下に"One hundredand fifty-four dollars"と書きます。金額の記入を済ませたら、他者に不正に金額を書き足されるのを防ぐため、余ったスペースに横線を引いておきましょう。最後に支払い日を記入し、サインをしてそのまま支払い先に渡せばOK。
使用済み小切手の金額を再確認
小切手が使われると銀行口座からその金額が引き落とされ、月に1度発行される銀行利用明細Bank Statementとともに、使用済みのチェックCancelled Checkが送り返されてきます。返送されたチェックと自分の控え、銀行利用明細書を突き合わせて、金額を再確認することも忘れずに。もし未使用のチェックを紛失してしまったら、すぐに銀行へ連絡すること。銀行は不正使用されないよう手配してくれるが、その際には手数料を請求されます。
銀行のキャッシュカード
当座預金口座や普通預金口座を開設すると、キャッシュカードを発行してくれます。申し込み後、3~4週間でキャッシュカードの暗証番号Personal Identification Number = PIN Codeとともに送られてきます。暗証番号は日本と同様に4桁の数字。本人が決めるのではなく、銀行が指定してくることが多いので、忘れないように注意しましょう。
引き出し限度額は低め
アメリカのATMは、どこの銀行でも年中無休の24時間サービス。週末でも利用でき、しかもいたるところに設置されているので、とても便利。日本と同様、現金の引き出しや入金、残高照会も可能。ただし、アメリカの銀行では、1回あたりの引き出し限度額が日本よりも低めに定められているところが多い。口座開設の際に限度額を確認しておきましょう。
銀行を変える
転校などで遠くへ引っ越す場合、銀行口座も移動しなければなりません。新しい滞在先で口座を開く手続きを終えたら、前の銀行に手紙を書いて、口座を閉じる旨を伝えましょう。口座の残金は、前の銀行から新しい銀行宛てに送金されます。これは銀行間のやりとりだが、手紙は必ず自分で書いて送ること。手紙には、前の銀行での口座番号を記しておく必要があります。手続きの詳細は、直接現地の銀行に問い合わせしましょう。
キャッシュパスポートは安全で便利!
海外210カ国MasterCard(R) ATMで現地通貨を引き出すことが可能で、海外のMasterCard(R)加盟店でデビットカードとして残高分まで買い物やレストランで決済ができます。
手軽・リーズナブルな海外仕送り
現在の為替レートで迅速に送金できる「Wise」、送金可能な国が多く、口座がなくても現地の代理店で受け取り可能な「WesternUnion」、メールアドレスを登録すれば名前や口座番号がわからなくても送金できる「PayPal」などがあります。メリット・デメリットを考慮し、自分に合った送金方法を検討しましょう。
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まず当座預金口座を開設しよう
当座預金口座は、日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカで銀行口座を開設する場合、この当座預金口座をまず先に開設する必要があります。当座預金口座を開設すると、キャッシュカード、デビットカード、パーソナルチェック(電気代などの支払いに使用)などが利用できるようになります。
小切手・ATM利用上の注意
アメリカでは小切手を使った支払いをすることが多いものです。留学生もほとんど問題なく当座預金口座を開設することができます。支払い額を小切手に書いて自分のサインをすれば支払えます。大金を持ち歩かずにすむので便利です。またこの口座にはATMが利用できるカードが付いているので現金の引き出しも可能です。両方の手段でお金を引き落とせるので、いくら使って残金がいくらなのかわからなくなりやすいのが欠点です。小切手を使ったら通帳の覚え書き欄に支払い金額と残金の記録をそのつど記入しておきましょう。小切手を使って支払った金額とATMで引き出した現金の和を把握しておかないと、残高不足で支払った先が現金化できずに不渡りを出すなどすれば、20ドル程度の罰則金が銀行から課されますので充分な注意が必要です。ATMカードも紛失しないようにしましょう。